画像検査には、X線を用いる一般撮影検査・各種造影検査 ・320列CT検査・心血管カテーテル検査・骨塩定量検査と、強力な磁石を用いるMRI検査があり、それらの検査により各科の診療を支援しています。
現在、診療放射線技師は8名で、各科の依頼に対して、医師とのコミュニケーションを図り、画像検査の依頼目的を的確に把握し、1つひとつの画像から、たくさんの情報を医師に提供できるよう努力しています。
画像検査には、X線を用いる一般撮影検査・各種造影検査 ・320列CT検査・心血管カテーテル検査・骨塩定量検査と、強力な磁石を用いるMRI検査があり、それらの検査により各科の診療を支援しています。
現在、診療放射線技師は8名で、各科の依頼に対して、医師とのコミュニケーションを図り、画像検査の依頼目的を的確に把握し、1つひとつの画像から、たくさんの情報を医師に提供できるよう努力しています。
当院では、整形外科領域である頸椎、腰椎、股関節、膝関節、足関節疾患の患者様が大部分を占めており、それらの撮影方法は多岐にわたっております。そのため、検査室を2部屋用意し、患者様の撮影待ち時間の減少に努めています。
各種造影検査とは、造影剤を用いて、病巣の大きさ、位置、拡がり、性質を確認したり、一般撮影検査で写し出すことのできない関節腔、脊髄腔、神経根などを形態学的にとらえる検査です。当院には、それら検査を行うための装置として、透視室にDR(デジタルラジオグラフィ)装置が設置され、得られた画像は、院内LANネットワークを介して、診察室や病棟のパソコンモニターから見ることができます。
CTとは、「Computed Tomography」の略で
コンピュータ断層撮影と言います。
CT検査は、全身の輪切りの画像(断層面)を短時間に
得る事ができ、任意の断面像を作る事が可能です。
当院では令和3年2月より
Canon社製 320列エリアディテクタCT
「Aquilion ONE PRISM Edition」
を導入しました。このCTは、16cmの範囲を
1回転0.275秒で撮影する事が可能です。そのため
短時間で撮影が終了するので患者様の息止め負担も
軽減されます。
AI技術を用いた再構成技術により被ばくの低減効果や
鮮明な画像を出力する事が可能となりました。そのため、
心臓にステントを挿入された患者様のフォローアップ撮影・
椎体骨折やデュアルエネルギーを用いた肺塞栓での
非灌流領域の描出など最先端のCT検査が可能です。
(新)320列 CT | (旧)64列 CT | |
被 曝 | 大幅な低減 (64列の最大80%以上の低減効果あり) |
ー |
撮 影 幅 | 1回転で16cm | 1回転で3.2cm |
造影剤使用量 | 少ない | 多い |
心 臓 C T | 息止め時間 約3秒 1心拍で撮影 寝台の移動なし |
息止め時間 約10秒 複数心拍で撮影 寝台の移動あり |
診療報酬点数 | 同じ |
MRIとは、「Magnetic Resonance Imaging」の略で磁気共鳴画像法といいます。
MRI検査は、強い磁場を有するトンネルの中に身体を入れて、強力な磁石と電波を使って体内の状態を画像化する検査です。いろいろな角度から体の断面を画像化することができ、脳、脊髄、内臓、筋肉、関節や造影剤を用いず血管の描出など詳細な情報が得られます。検査の所要時間は、撮影部位、撮影方法や造影剤の使用の有無によっても異なりますが、たとえば、造影剤を用いない脊髄や関節、脳の血管の検査であれば通常約20分~30分程度です。
MRI検査装置は、X線を使用していませんので被ばくの心配はありません。ただし、強力な磁石を用いていますので、心臓ペースメーカを入れている患者様は体内に金属がある患者様も検査できない場合がありますので検査前確認が必要です。また、この装置は、検査中大きな音がします。当院では、MRI室内用オーディオシステムを装備し、患者様に装着するヘッドフォンを通してハイクオリティサウンドによる音楽を提供しており、少しでも患者様の負担を軽減するように努力しています。
「骨の健康を考えていますか」
~骨折で寝たきりにならないために~
骨折の中でも特に、太ももの付け根の骨折や背骨の骨折が「寝たきり」に
なりやすいといわれております。ご自分の太ももの付け根や背骨の骨密度
がどのくらいであるかを知っておくことは、骨粗しょう症対策の第一歩です。
定期的に「骨密度測定」されることをお薦めします。
検査後、骨密度測定結果の用紙をお渡し致します。