診療科案内

循環器内科


◆心臓血管外科について
心臓血管外科では、心臓から送り出された血液が全身に流れる「大動脈」、大動脈から枝分かれ
して上肢や腹部内臓や下肢の末梢にまで血液を送り込む「動脈」、末梢から心臓に血液が戻る時
に流れる「静脈」と「大静脈」の病気を、専門医の立場から、疾患や治療法(経過観察・内科的
治療・外科治療)について説明や提案をいたします。

呼出方法

下肢静脈瘤

手足の静脈には、逆流防止のための弁がついており、血液が心臓に戻りやすくなっています。
この弁の働きが悪くなって逆流が引き起こされたり、太い静脈が詰まった場合、静脈圧が高くなります。このような理由で、皮膚に近い部分の静脈が、太く長く膨らんでくるのが静脈瘤でありそのほとんどは、足(下肢)に生じます。
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◆症 状
軽度のものでは、重苦しい感じ、だるさ、痛み、むくみなどの
症状があらわれます。
美容上の観点から気にされる方もいらっしゃいます。さらに
症状が強くなると、皮膚に変化が生じ、
・色素沈着(皮膚の色が黒っぽくなる)
・皮膚硬結(皮膚が硬くなる)
・血栓性静脈炎(静脈の炎症)
・皮膚潰瘍(皮膚が崩れえぐれたようになる)
まで、多くの症状があり、放置すると少しずつ悪化していきます。

下肢閉塞性動脈硬化症

下肢閉塞性動脈硬化症は、足の血管の動脈硬化により、血管が狭くなったり(狭窄)、詰まったり(閉塞)する病気です。足への血流が悪くなることで、足に栄養や酸素を十分に送ることができなくなるため、さまざまな障害が現れます。

◆症 状
症状によって大きく4つの段階に分けることができます。
1. 冷感・しびれ感  ・・・指が青白くなることもあります。
2. 間欠性跛行(はこう)・・・一定距離を歩くと、主にふくらはぎなどが締め付けられるように
             痛くなり、休まないといけなくなります。歩ける距離が短いほど、
             重症となります。
3. 安静時疼痛 ・・・・じっとしていても足が痛み、夜も眠れなくなったり、刺すような痛みが
            持続することもあります。
4. 潰瘍・壊死 ・・・・治りにくい潰瘍ができたり、黒く壊死することがあります。

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