循環器疾患(心血管疾患)は、癌と同様に自覚症状がほとんどないまま病状が進行し、症状が現れたときは重症となっており、 時には死に至る危険性の高い、いわゆる「サイレントキラー」です。 心臓だけでなく血管の疾患でもあるため、他の重要な臓器への血流にも影響を及ぼすことがあります。
心疾患が原因で亡くなる人の数は、癌に次いで2番目に多く、 そのうち半分を占めるのが、動脈硬化が原因でおこる虚血性心疾患です。虚血性心疾患には、心臓に酸素や栄養を送る冠動脈という血管が狭くなり十分な血液が届かなくなる狭心症と、 冠動脈が閉塞してしまい心臓の筋肉の一部が壊死(えし)を起こす心筋梗塞(こうそく)があります。
「痛くなってから」「症状が出てから」では手遅れになってしまう可能性があります。 手遅れにならない為には早期発見、早期治療が極めて重要となります。