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 去る平成28年2月某日、英国SouthamptonのDavid Barrett(バレット)先生が当院の手術手技の見学に来られました。Southampton大学教授で、かつ整形外科最上級専門医でもあり最新、ヨーロッパではもちろんのこと世界トップレベルの人工膝関節の先生ですので、当院に来られるような先生ではないですが、藤井が学会にてバレット先生とお話をした時に、うちの手術方法の特徴を説明したところ、「じゃあ一度見せてほしい、やはりほかの先生の手術を見学するのは勉強になるからね!」と話されていましたが、まあ、本気じゃないだろうなと思っておりました。
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 バレット先生が本当に来るかどうかはなはだ疑問でしたが、早朝、本当にやってきました。おしゃれなマフラーネクタイとBell&Rossの腕時計が似合う英国紳士である先生は、気さくで冗談の好きな方で、丁寧な英語で話してくださり、術前に少しお話をさせていただくことができました。
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 手術室ではそのすべての手技にコメント、感想を述べられ、「ああ、これはDr. Ranawatがやっているのと似ているね!」「この手技はすべての症例にしているの?僕はこのやり方はやっているよ!」といろいろと教えていただきました。
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 それだけではなく、うちの病院の特別な術式やそれに伴う器械について非常に熱心に聞いてこられました。年上の先生ですが、知識を吸収しようとする姿勢はまるで若い先生の様にエネルギッシュでした。
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  手術が終わった後、大変うれしい感想を述べてくれました。「ここ(旭ヶ丘)の手術は流れるような、そう、ダンスを踊っているような手術だね。」   我々にとっては最高の賛辞でした。以前もイギリスから来た方も、同じような感想を述べてくださり、大変な自信につながりました。
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  当院の人工関節は執刀医一人の力で成り立っているわけではありません。チーム一丸となり、“旭ヶ丘品質”を守っていきたいと思います。

 

 今後もますますみんなで研鑽を積みたいと思います。

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